昼過ぎに到着して、午後の部の公開に参加しました。13:00に整理券が配布されたのですが、多くの人が並んでいました。無事整理券を手に入れたので、展示を見つつ時間を待ちました。
時間になったのでいよいよ内部に入る時が来ました。まずはモニターを使って5分程飛鳥の説明を聞きました。
機体後方から乗り込みます。左手のカーゴドアはC-1だなという印象です。見た目だけだとトイレはそのまま下に落とせそうですが、そんな穴が空いていたら飛行中にトイレから壊れそうだなとも思いました。
右手に目を向けると計測機器が所狭しと並んでいます。カーゴドアが大きいのでラックに積んだらそのまま詰めるのだと解説をいただきました。座席には灰皿がついています。
さらに奥に進むと、SCASコンピュータのラックがありました。STOL機の姿勢制御・安定性に無くてはならないという説明を受けました。
全景です。コード類、ワイヤ類が機内を這っているのがよく見えました。飛鳥はフライ・バイ・ワイヤを採用していましたが、ベースのC-1は人力操舵でそのワイヤだと解説がありました。
折角なので窓から翼下面を眺めました。
機内から見るとエンジンナセルの長さが際立ちます。エアコンについても解説がありました。旅客機ではむき出しで見ることは無いので珍しい感じがしました。
最後はコクピットです。立ち入ることはできませんが、見ることはできます。まずは写真で解説があり、その後見学でした。
機関士席から前に向かうと操縦席です。あまり近くは見れなかったので写真で後から見ようと思ったのですが、かなりブレていました。全体の見学時間が10分ほどなのですがもっと落ち着いて写真を取ればよかったなと思いました。
前方から出て見学終了です。後からここどうなってたか撮っておけば良かったな、と思う部分もあったのですがしょうがないですね。10分はやはりというか短かったです。
解説をしてくださったのは川崎重工でC-1のバルジなどを設計していたという方でした。もうこのような大きな実験機は出ないだろうとおっしゃっていました。
MSJなどを見ていると、国産開発はやはり難しく、やはりエアバスやボーイングなどからの発注でそれぞれの得意分野を担当することになるんだろうな、とも聞きました。
それでも、実験機や軍用とは違い、民間旅客機は様々なサービスを全て計算に入れた上で設計をしなければならない、そこを含めて旅客機設計がいちばん面白いと思う、と話していただきました。
展示を見ていると時間を忘れて写真を撮るのも忘れてしまいました。それでは。